他の人はどのタイミングで家を買っている？
自宅を購入したいと思うきっかけってどんなときですか？
「家族が増えたので将来子供部屋が持てる広い家に引っ越したい」
「将来長く働く職場の近くに家が欲しい」
「子供が独立したので田舎のほうの家を買ってのんびり暮らしたい」
など、年齢によって自宅を購入する理由や買うタイミングは様々だと思います。
国土交通省のデータでマイホームを買った人の年齢や世帯年収を見てみると、年齢は30代から40代前半。分譲戸建て住宅を購入しているのは30代後半の方が多いようで、逆に中古物件を購入しているのは45歳以下の方が多いようです。
平均世帯年収についてですが、戸建て住宅を買っている世帯よりマンションを購入した世帯のほうが平均年収が高い傾向にあるようです。
新築物件を買った世帯は年収700～840万円ほど、中古物件を買っている世帯の年収は670～715万円前後が平均世帯年収となっています。
子供が出産したとき、進学するときに家を買う
子供の出産や進学は大きなライフイベントのひとつですよね。
出産時に家を買う場合、「購入予定の家が子育てに向いているか？周辺環境や治安は大丈夫か？」を考える必要があります。
また、進学を期に家を買う場合は引っ越す時期が重要です。
特に小学校入学を終えてから家を買うと、子供が急な環境の変化に対応しきれずストレスが溜まったり、途中で転校することで寂しい思いをしてしまうなど辛い思いをするかもしれません。
さらに結婚・出産した世帯と比較し、ある程度の年齢まで子供が成長してから家を買った世帯は住宅ローンの支払いが遅くなる可能性も考慮して家を買うタイミングを見極めましょう。
親の年齢によっては住宅ローンを借りられる金額が少なくなってしまう可能性もありますので、そのぶんをカバーできるようにしっかり貯蓄をしておく必要があります。
社会情勢でタイミングを決める場合
去年から継続して東京オリンピックやコロナが猛威を振るっている状況などは家を買うタイミングにどう影響してくるのでしょうか？
もし今年オリンピックが開催された場合は、開催後に景気が落ち着き、家の価格が下落する時期に家を買うのがおすすめです。つまり今年の夏頃が家を購入するタイミングになるでしょう。
しかし、まだまだコロナが収束する様子が見られないため、今年のオリンピックが開催されるかどうかも不透明な状態です。
また、オリンピック開催を目途に家を買いたいと考えている方は景気の状態とともに自分の収入が下がる可能性もあることも頭に入れておく必要があります。今年家を買う予定の方はじっくり検討してから行動に移す必要があるでしょう。
人が動く時期を見てタイミングを決める
賃貸物件を探す際に進学や転勤など人が動く時期を見て物件を選ぶと思いますが、家を購入するタイミングも時期を見て選ぶ場合があります。
例えば先ほどあげた進学や転勤で引っ越し先を探している人が多い3月頃と、物件所有者が固定資産税の支払いを避けるため売却することの多い12月頃を避けるといいでしょう。
なぜ避けたほうがいいのかというと、物件の取引件数が多い時期は自然と家の価格も高くなっていくためです。
自宅購入のタイミングを見極める前に
自宅を買うということは人生の中でも大きな買い物になります。
上記に挙げた項目以外にもたくさんあります。
また、人それぞれライフスタイルや将来設計が違うため「このタイミングが正解！」という最適解はありません。
どんなタイプの家に住むか、新築物件か中古物件にするのかなど家を買う前に考えることはたくさんあります。
さらに
「どんな家族構成にしたいのか」
「子供が独立した後や自分が定年退職をした後も買った家に住み続けるのか」
「老後の事も考えて設計するのか」
など、ライフプランを立てたうえで家の購入について考えていきましょう。
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